日本ならではの特別な体験!やってみました。
2025年6月から竹細工講習会を開催し、その受講仲間のとんこちゃん、まっちゃん、すーさんと私の4人で、竹箸作り体験をやってみようと、話が盛り上がり、いざ体験。
「竹でつくるマイ箸づくり体験。」日本の食文化に欠かせないお箸を、自分の手で竹を削って作ります。自分で作ったお箸は、旅の思い出にも、日常の食卓にも彩りを添えてくれるでしょう。
使う竹は、放置された竹林から伐り出したもの。竹林に人の手を入れることで環境が整備され、害獣を寄せつけにくくする効果もあります。つまり、自然保護や地域環境の再生にもつながるのです。
日本の自然を感じながら、日本の箸文化の奥深さを学び、そして環境にも貢献できる体験。旅の中で「つかう」だけでなく「つくる」楽しさを、ぜひ味わってもらえたらいいなぁ。






金沢の竹林の現状、日本の竹の利用について、紹介をしたあとに、実際に竹を割って、削っていきます。作業時間は約60分。竹の種類は、今回は淡竹(はちく)を使いました。力をいれなくても楽に安全に削る方法をお伝えし、いざ、体験。竹の良い香りと静寂。作業に集中する時間が心地よかったようです。
出来上がったお箸。早速使ってみましょう!正しい持ち方を紹介し、「小豆」をつまんでみました。とても上手にお箸を使ってくれて、びっくりです。
私たちスタッフ4人(40~60代)が子どもの頃に親から教えてもらったお箸のマナーを紹介しました。最後に甘納豆をお箸でつまんでおやつタイム。
日本のお箸文化には、生活や精神に根ざした良さがあると思います。
四季と食材を尊重する食文化
お箸は細く繊細なため、魚を骨からきれいに外したり、旬の野菜をつまんだりと、素材そのものを大切に味わうことができます。
「分け合う文化」
大皿から取り分けたり、料理を小さく分けて渡すことで、他者と食を分かち合う心が育まれます。日本のお箸は「シェアの道具」でもあるのです。
自然素材を活かした道具
竹や木など自然由来の素材で作られることが多く、使う人に温かみを感じさせ、自然とのつながりを意識させてくれます。
礼儀と美意識が宿る
お箸の使い方には「渡し箸」や「刺し箸」など、してはいけないマナーがあります。これらは単なるルールではなく、食事を美しく丁寧にいただくための心配りです。
つまり、お箸は単なる「道具」ではなく、自然・食材・人との関わりを大切にする日本人の心を表す文化かもしれませんね。
金沢の竹を有効に利用し、竹の良さ、日本の箸文化を見直すきっかけになればいいですね。
今後、体験プログラムとして広く参加を呼び掛けていきます~。