草木染めでは、布の素材によって染まりやすさが大きく異なります。
特に綿や麻など植物性の布はそのままでは染料が定着しにくいため、下準備として「たんぱく処理」が必要です。これは豆乳や牛乳などに布を浸し、表面にたんぱく質をまとわせる方法で、染料をしっかりと布に留める役割を果たします。この処理を怠ると、色が淡くなったり、洗ううちにすぐに落ちてしまうことがあります。処理の際には布を十分に乾かすこと、また均一に液に浸すことが大切です。下準備を丁寧に行うことで、草木染めならではの深みのある美しい色合いを楽しむことができます。
釣部の田んぼ染め体験では、このたんぱく処理は大豆で行います。大豆をミキサーですり潰し、豆乳を作り、その中に木綿のハンカチをつけて乾かし、アイロンかけ。今日は釣部田んぼ染め保存会の皆さんと50数枚のハンカチの下処理を完了!
これで準備OKです。
秋の行楽シーズンに里山でゆったりと、創作活動にいそしみましょう。ヤマウルシで草木染めの体験です。体験プログラムの詳細はこちらです。3名以上で開催日をリクエストできます。お気軽にお声かけくださいね。

