体験日記

加賀友禅のこころにふれる旅:体験日記

体験日記

浅野川沿いの東山河岸緑地に集合。
この界隈には城下町金沢変遷の出来事やものがたりが凝縮されている。
晩秋の浅野川や山麓寺院群辺りの散策から「加賀友禅のこころにふれる旅」は始まる。

現実的な写実の世界と、どこかで見た事のあるぼかしの風景が浮かびあがる。
雨にけむる宝泉寺からの眺望を楽しみ、東山蓮如堂から観音院へと色づき始めた紅葉や
野の草花を観察しながら卯辰山麓の自然を堪能した。


観音坂途中にある「いちえ」での昼食は静寂とタイムスリップした様なロケ-ションが忘れがたい。
曲がりくねった路地を幾重にもぬけ西養寺門前を経て、中西さんの工房「淑々庵」に入った。


今回出合ったドイツ人の若いご夫婦と、加賀友禅伝統の世界を体験する。
大学で数学を研究しているといい、繊細で緻密な作業にも集中している。
モチ-フには「ヤマノイモのつる」とモミジが選ばれた。
下図から糊置、彩色と主要な工程を経てタペストリ-とハンカチ-フが出来上がる。
完成した作品を見せ合い談笑した。
彩色だけの体験では、一過性の満足で終わってしまいそうである。
出会いとふれあいは本物でなければならない。
文:アッキー

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